【遊戯王】『手札誘発』主要カード一覧 デッキ構築パーツ紹介

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遊戯王遊戯王のコラム

遊戯王には対戦する上で欠かせない駆け引きが多く存在します。その駆け引きの中で重要なものとして、『手札誘発』が存在します。本記事では、『手札誘発とは何なのか』や『手札誘発にはどのようなカードがあるのか』といった疑問を解消出来るようお手伝いさせていただきます。

この記事を読むと『遊戯王の手札誘発カード』に関する以下の情報がわかります。

この記事から分かる事

  • 『手札誘発』の概要
  • 『手札誘発』の主要カード一覧

こんな方におすすめ

  • 遊戯王を始めたばかりで知識を得たい方
  • デッキ構築をする上でカード知識を深めたい方
  • デッキにどんな手札誘発を入れるか迷っている方

 

『手札誘発』の概要

『手札誘発』とは

まず、『手札誘発』を簡潔に説明すると以下のようになります。

手札から発動できる誘発即時効果または誘発効果のこと

これだけではわかりにくいと思いますので、分かり易く説明します。

『手札誘発』は、フィールドや墓地にいなくても、手札に持っている状態で条件が合えば、手札からすぐに効果を発動できるカードになります。
一般的には上記のような効果を持ったモンスターカードが当てはまりますが、手札からすぐに発動出来る罠カード等も存在します。
『手札誘発』の効果の特徴として、相手プレイヤーの行動に対してそれを妨害したり抑制する効果を持っている事がほとんどです。

よく分からな方は、とりあえず条件が合えば手札からすぐに効果発動出来るカードと覚えていただければ大丈夫です。

『手札誘発』の必要性

上記の説明でざっくりと手札誘発のイメージは掴んでいただけたかと思います。
次に、なぜ『手札誘発』が必要かを説明します。

『手札誘発』が必要な理由は、ズバリ相手のプレイヤーの動きを抑制することにあります。

遊戯王カードは、先行側が一番最初にカードをプレイしてモンスターを召喚したり魔法を発動することができます。
しかし、後攻側は先行側がターンを終了しないと自分のターンが回ってこない為、先行側がワンターンキルを狙った場合、相手が1ターン目(自分が0ターン目)で勝負がついてしまう場合があります。
また、自分にターンが回ってきても倒し切れないモンスターが展開されていたり、自分のモンスター召喚や魔法・罠発動を妨害出来るカードが用意されている場合が多く、後攻側が不利な場合が多いです。
そのような一方的な対戦にならない為に用意されているカードが『手札誘発』になります。

『手札誘発』は自分が後攻0ターン目であっても、条件が合えば手札から発動する事ができ、相手の召喚の阻止や効果の無効化等様々な効果で相手を妨害出来ます。
このように、『手札誘発』が存在することで一方的な対戦ではなく対話の余地がある対戦が出来る状態になります。

『手札誘発』の主要カード一覧

ここからはデッキ構築で頻繁に使用される主要な手札誘発カードをご紹介します。
※本記事には載っていない手札誘発も存在します。

増殖するG

効果
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、以下の効果を適用する。●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローする。

このカード効果が通れば、相手は自分のドローを許容するか、モンスターの展開を止めるかを迫られる為、相手の展開を抑制しつつ、自分の手札アドバンテージを稼ぐことが出来る。
多くのデッキで採用されているカードで、デッキにとりあえず3枚入れておく人が多い。
弱点として、相手がアドバンス召喚や通常召喚を多用する特殊召喚をしないデッキには効果がない。また、デッキからカードをドロー出来なくさせる効果や墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードにも弱い。

灰流うらら

効果
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果

基本的に相手のデッキからのサーチ・召喚を止めたりすることが出来る為、相手の思惑を大きく妨害する事が出来る。
遊戯王において、デッキからカードをサーチ効果は非常に多い為、使用頻度は高い。
弱点として、墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードに弱い。

エフェクト・ヴェーラー

効果
①:相手メインフェイズに、このカードを手札から墓地へ送り、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

相手のモンスターの効果を無効化できる為、相手ターンのモンスター展開やサーチ等を妨害できる。
デッキによって採用は分かれるが、魔法使い族モンスターを採用するデッキには入りやすい。
墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードに弱い。

ディメンション・アトラクター

効果
①:自分の墓地にカードが存在しない場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。次のターンの終了時まで、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。この効果は相手ターンでも発動できる。

墓地へ送られるカード全てが除外されるようになる為、相手が墓地リソースを使用するデッキの対策に使用される。自分自身も除外の対象になる為、自分のカードが除外されても問題がないデッキで採用される事が多い。
墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードに弱い。

原始生命態ニビル

効果
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズに発動できる。自分・相手フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。この効果は相手ターンでも発動できる。

相手が1ターン間に5体以上のモンスターを大量展開した場合に発動でき、リリース可能なすべてのモンスターをリリースして除去できる為、大量展開するデッキの対策として採用される。マッチ戦においては、サイドデッキに採用される場合も多い。
効果発動した後にフィールドのモンスターリリースする為、モンスター効果を無効化出来るカードで発動時に効果を無効化されると効果を通す事が出来ない弱点がある。

幽鬼うさぎ

効果
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドのモンスターの効果が発動した時、またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。フィールドのそのカードを破壊する。

フィールド上のカードの効果が発動した際にそのカードを破壊できる効果がある為、相手フィールドのモンスター破壊や永続魔法・永続罠を破壊する際によく使用される。モンスターを破壊することによって、その後の展開防止や発動後フィールドに残っていないと効果を処理できないカードに使用する事が効果的である。
墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードに弱かったり、破壊されても問題がないカードや破壊されても効果は問題なく使用できるカードにはあまり効果が無い。

屋敷わらし

効果
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果

墓地からカードを移動させる効果を無効にできる為、墓地カードに対する蘇生効果や墓地カードにアプローチする効果の対策として効果的である。また、墓地からカードを除外する効果を無効にできる為、墓穴の指名者のような除外カードに対するカウンターになる。
効果発動後に墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードを使用されると弱い部分がある。

朔夜しぐれ

効果
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:相手がモンスターを表側表示で特殊召喚した場合、このカードを手札から捨て、その表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果はターン終了時まで無効化され、このターン中に対象の表側表示モンスターがフィールドから離れた場合、そのコントローラーは対象のモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。

相手のモンスターが特殊召喚された場合にそのモンスター効果を無効化した上で、そのモンスターがフィールドから離れると相手プレイヤーにダメージを与える事ができる為、相手モンスターの効果を無効にして妨害できる。また、相手プレイヤーにバーンダメージが入る選択を迫る為、展開を抑制する事もできる。
墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードに弱い。

アーティファクト-ロンギヌス

効果
①:このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。②:魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。このカードを特殊召喚する。③:相手ターンに、手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。このターン、お互いにカードを除外できない。

カード発動後カードをお互いにカードを除外できなくなる為、除外することによって効果を発動するカードを止めたり、自分のカードが除外される事を防ぐことができる。
相手がカードを除外することが前提のテーマデッキの場合、大きく妨害する事が出来る。
墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードに弱い。また、相手が除外をしないテーマの場合、手札であまり使用できないカードとして、残ってしまう弱さもある。

D.D.クロウ

効果
①:このカードを手札から墓地へ捨て、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。

相手の墓地のカードを除外することによって、墓地からの蘇生や手札・デッキへのサルベージを妨害したり、墓地で効果発動するモンスターを事前に除外し、効果発動を出来なくさせる事ができる。
環境次第では、採用される場合も多いカードである。
墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードや除外対策カードに弱い。

ドロール&ロックバード

効果
①:相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、お互いにデッキからカードを手札に加える事はできない。この効果は相手ターンでも発動できる。

相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合に発動でき、お互いにデッキからカードを手札に加える事が出来なくなる為、相手のデッキから手札へのサーチを妨害したり、相手の増殖するGへの対抗策としてよく採用される。
墓穴の指名者のような墓地のカードの効果を無効化するカードに弱い。

無限泡影

効果
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。

自分フィールドにカードが存在しない場合に手札からも発動でき、相手フィールドの表側表示モンスター1体の効果をターン終了時まで無効にできる為、相手モンスター効果の発動を妨害できる。
セットしても使用でき、様々なシーンで1つの妨害として使用できる為、多くのデッキで採用されている。
対象にならないモンスターには使用する事ができない点や自分フィールドにカードが存在しない場合にしか手札から発動できない点には注意が必要だ。

拮抗勝負

効果
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①:相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。自分フィールドのカードの数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。

相手フィールドにモンスターや魔法・罠が大量に存在し、自分側にカードが存在しない場合によく使用され、効果が通った場合は相手のフィールドのカードを相手に選択させ大量に除外できる。相手に選択させる為、対象にならないモンスターも除去できる可能性がある。
盤面をひっくり返す役割として様々なデッキで採用されている。
自分のフィールドにカードが沢山ある場合や相手のフィールドにカードが1枚しか存在しない場合はあまり効果がない。

レッド・リブート

効果
このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。①:相手が罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない。

罠カードの発動を無効にでき、その後ターン終了時まで罠カードを使用できなくできる為、罠カードの対策札として使用されている。
罠カードを武器として戦うようなテーマの対策カードとして採用される。罠カードが発動しないと使用できないという弱い部分もある為、メインで採用されるよりも、マッチ戦におけるサイドデッキに数枚採用される事が多い。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
以上が手札誘発の主要カード紹介でした。

これからも皆様の役に立つような情報を発信していければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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